大学教育学会の第30回大会が、
目白大学新宿キャンパスで開催されます。
ラウンドテーブル13件、自由研究68件と、かつてない規模での開催のようです。またここ数年、大学職員や教職連携を主題とした企画や発表も増えてきました。
●6月9日(土) 9:30〜12:00 ラウンドテーブル
全部で13件の企画が予定されていますが、昨年から継続して“SD”を主題とした企画が実施されます。
「SD の新たな地平 ― 「大学人」能力開発に向けて ―(その2)」
企画者:佐々木 一也(立教大学)、今田 晶子(立教大学)、本郷優紀子(桜美林大学)、秦 敬治(愛媛大学)
報告者:清水 栄子(安田女子大学→公立大学協会)、横田 利久(中央大学)、逸見 勝亮(北海道大学)、奈良 雅之(目白大学)、司会者:秦 敬治(愛媛大学)
企画概要:盛会だった昨年度のラウンドテーブルは、本学会員のこのテーマへの関心とその研究の進展への強い期待とを窺わせる。今回はそれを受け、さらにこのテーマへの切り込みを深めるべく、大学職員と大学教員の双方から見た「大学人」像を描いてみたいと思う。また、両者間のコミュニケーションの重要性が指摘されていながら、実際には双方の「大学人」像のすりあわせが行われていない現実がある。そこでまず、私立大学の職員お二人から、教員との協働を通じて感じている「大学人」というものについてお話いただくことにした。その上で、「大学人」を念頭に置いた時に、教員の立場から職員に期待するものについて、忌憚なくお話いただく。さらに教員職員両方の経験を持つ司会者が加わりコミュニケーションを深める。ざっくばらんな意見交換、情報交換の場であるラウンドテーブルの特質を生かし、参会者の縦横無尽の議論参加を期待したい。そうして両者のコラボレーションの方向性が垣間見えてくることを期待している。
●6月8日(日)9:00〜12:00 自由研究発表
全部で68件の申込があり11の部会に分かれますが、FD・SDをテーマとする部会が設定され、京都大学の田中先生とともに私も司会を担当することになりました。
部会V FD・SD 活動
司 会:田中 毎実(京都大学)、出光 直樹(横浜市立大学)
9:00〜9:20 教務部門が求める職員像―教務部門事務責任者への全国調査結果―
上西 浩司(豊橋技術科学大学入試課)、中井 俊樹・齋藤 芳子(名古屋大学高等教育研究センター)
9:20〜9:40 大学職員の「職員先生」体感プログラム
高橋 真義(桜美林大学)
9:40〜10:00 ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシーの策定と一貫性構築
佐藤 浩章(愛媛大学教育・学生支援機構教育企画室)
10:00〜10:15 (総合討論)
10:15〜10:30 (休憩)
10:30〜10:50 英国におけるドラマ教育の伝統と授業改善への適用の可能性―ストラスクライド大学における初任者教員を対象とした研修を事例として―
鈴木 尚子(徳島大学・大学開放実践センター)
10:50〜11:10 米国型ティーチング・ポートフォリオ・ワークショップの実施と日本型構築に向けての試み
栗田 佳代子(大学評価・学位授与機構・評価研究部)
11:10〜11:30 大学の教育力を向上させる大学等間連携FD―「FD ネットワーク“つばさ”」の結成を事例として―
杉原 真晃(山形大学高等教育研究企画センター)
11:30〜11:45 (総合討論)
●6月8日(日)13:00〜16:00 シンポジウムU
ラウンドテーブルと自由研究発表は、会員の発意による企画・発表ですが、今大会では“教員と職員のコラボレーション”に視点をおいたシンポジウムも開催されます。
「大学における「教育力」を考える―教員と職員のコラボレーションの視点から―」
企画概要:進学率の向上と学生たちの変化を受けて、大学における教育の形態や内容は多様性を増している。さらに、大学に対する社会からの期待や要請も多様化し、また、その変化の速度も増している。
そして、大学はそれらに対する機敏な対応も求められている。このような状況において、大学教育をその本来の目的を達成するためにより効果的に推進するに当たり、研究者としての大学教員にとってその見識だけでは十分に対処しにくい状況が生まれている。そこで、新しい授業形態の構想・企画、それの実現のための学外機関との交渉、学生生活への支援、履修指導などの面では、職員が深く関わり、教員とは異なった側面からの様々なアプローチがなされるようになっている。このように職員が教員と協働して現代の学生たちを対象にした大学における「教育力」を涵養することは、これからの日本の大学にとって必然的であるように思われる。
今回のシンポジウムでは、職員の立場で既にこのような協働的営為を実践している私立大学関係者から、その経験に基づき、それぞれの大学での「教育力」の受け止められ方や、教員たちとの協働形態の実際、さらには、協働遂行に際して克服すべき課題などの点について率直な報告をいただくことにした。
そして教員側の指定討論者によるコメントをいただいた上で、教員と職員のコラボレーションという視点から大学における「教育力」を改めて問い直し、その具体的な育成法などについて議論を深めたい。
シンポジスト:浅野 昭人(立命館大学)、今田 晶子(立教大学)、長野 佳恵(目白大学)、本郷 優紀子(桜美林大学)
指定討論者:安岡 高志(立命館大学)
司会者:佐々木 一也(立教大学)

ニックネーム N. IDEMITSU at 12:11|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
高等教育論